旅で出会った人々(1)
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下関に着くまでの十日間、たくさんの人々との出会いがあった。
○俺と同じ、下関まで自転車旅行をしているおっちゃん。
出会ったのは、京都から鳥取へ向けて走っているときだった。
長々と続く山道と暑さで限界だった俺は、コンビニの店先でダウンしていた。
そこへ…
「お〜っす。」
黄色いロードバイクで颯爽と現れたこのおっちゃんは、とても気さくに話しかけてきた。

「兄ちゃん、自転車旅行してんの?どこから?」
こんな格好(写真→)で旅をしていると、見知らぬ人からよくこう話しかけられる。
(これも、人との出会いにつながる、自転車旅行の魅力の一つかな♪)
で、コンビニで一緒に昼食を食べながらいろいろ話したんだけど…
49歳のこのおっちゃんの体力は超人的だった!!
(オッチャン) 「どこまで行くの?え?下関?じゃあ、俺と一緒だね。」
(自分) 「僕は5日後に着く予定なんですけど、いつ着く予定ですか?」
(オッチャン) 「明日には着くよ。」
(自分) 「え!?」
このおっちゃん、大津(滋賀県) → 下関(山口県) の約650kmをたったの2日で走り抜けるらしい。
自転車製造関係の仕事をしてるらしく、、休暇を利用して新型のフレームのテストライドだとか。
それにしても、
一日320km以上だ…。(俺は160kmが限界だった…。倍だし。)
一日16時間こぐんだって。。。荷物が少ないわけだ…。
この日は朝5時に大津を出発したらしく、俺と出会った福知山まで、もう140km以上も進んでいた。
俺と一緒に食べたご飯 (PM1:00) が、朝から5食目だったらしい。
確かに、自転車は体力の消費が結構激しいから、俺も毎日4食食べてたけど。
おっちゃんは1日7食食べるんだって。
で、出発するときに、
「あと200キロ弱だ、がんばるぞ〜!」
なんて言ってんの。49歳が。。。
そりゃ、25歳の俺は…がんばんなきゃね〜!!
元気もらったよ!
まさに超人だったな〜おっちゃん。
俺も、あんな歳のとり方をしたいと思った。
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